教育活動委員会
「看護学教育の質の向上に関する事業」を企画・運営しています。看護学教育の質の向上を目指し、学会員を中心に教育能力の向上のための研修会の開催や、優れた教育活動を学術集会で模擬授業として公開する「看護ハナマル先生模擬授業」などを計画しております。
【委員会構成】
委員長(理事):茂野香おる(天理大学)
副委員長(指名理事):水方智子(松下看護専門学校)
委員:栗原幸子(沖縄県立看護大学)
委員:坂下貴子(淑徳大学)
委員:曽田陽子(元愛知県立大学)
委員:中村幸代(淑徳大学)
委員:西田 好江(泉佐野泉南医師会看護専門学校)
委員:和田 裕子(砂川市立病院附属看護専門学校)
【2025年度活動予定】
1. 看護教育に携わる方々に向けた研修会(第35回学術集会における理事会企画5)
2025年8月29日実施 ☞研修会の様子はこちらをご覧ください(https://jane-ns.or.jp/11173/)。
2. 臨地実習指導研修会
2026年3月20日関西圏にて実施予定(詳細は12月中旬にお知らせ予定です)
【2024年度活動内容】
1) 第34回学術集会理事会企画の開催
「新人看護教員のための授業づくり~技術演習の組み立てと運営に関する困りごと」を開催した。
横林康子氏(中部大学)によるエピソードの紹介後、技術演習という授業の側面について 白水眞理子氏(姫路大学)の解説、授業づくりのヒントを栗原幸子氏(沖縄県立看護大学)、服部美穂氏(人間環境大学)、江本リナ氏(日本赤十字看護大学)が紹介した。
2) 2024年度 臨地実習指導研修会の開催
「新たな気づきを得る教育実践のリフレクション(省察)方法」のテーマで、2024年3月16日に東京学芸大学小金井キャンパスにて開催した。参加者は17名であり、渡辺貴裕氏(東京学芸大学教職大学院)による講義のあと、グループワークを行い、参加者各自が経験した指導困難事例についてグループで共有し、自らの教育実践のリフレクションを行うことで、今後の指導の方向性を探るワークを行った。その後、渡辺氏のコメント等もあり、今後の実習指導をより良くできると確信できた研修であった。
【2023年度活動内容】
1) 第33回学術集会理事会企画の開催
「新人看護教員のための授業づくり-講義の授業設計に関する困りごととその対処」のテーマで、解決のヒントを看護学および教育学の知見から検討し、参加者と学びを共有した。
エピソードの紹介後、授業づくりのヒントを野崎真奈美氏(順天堂大学)、松田安弘氏(群馬県立県民健康科学大学)、白水眞理子氏(姫路大学)、新井英靖氏(茨城大学)が紹介し、約140名の参加者を得て好評であった。
2) 2023年度 臨地実習指導研修会の開催
「実習場面の教材化に基づく指導の展開」のテーマで、2024年3月9日、10日に対面開催した。参加者は25名であり、松田安弘氏(群馬県立県民健康科学大学)による講義の後、グループワークで事例の実習指導案を作成し、翌日、各グループがロールプレイを実施、その後アフターセッションを行い、実践的な学びを得た。
3) 教育能力向上のための研修ニーズに関する調査
本学会が主催する教育能力向上のための研修ニーズを把握するため、会員へのWEB調査を実施し、405件の回答を得た。臨地実習指導、教育評価、学習支援、ICT等の先端技術の活用、大学・専門学校のカリキュラムマネジメントやカリキュラム評価・開発の実践例の共有等に高い関心を示した。今後の研修企画に活かす予定である。
【2022年度活動内容】
1)学術集会理事会企画「看護ハナマル先生模擬授業」の開催
第32回学術集会において「第10回看護ハナマル先生模擬授業」をオンデマンド配信で開催した。看護ハナマル先生は阿部幸恵先生(東京医科大学)であった。視聴者アンケート結果では、考える力を育てるための演習の組み立て方が参考になったなどの意見があった。
2)臨地実習指導研修会の開催
令和5年3月5日(日)、テーマ「経験型実習教育における教材化について学ぶ」を開催。午前中は安酸史子先生(関西医科大学)の講義、午後は「ワークシートを活用して教材化の検討」についてグループワークに取り組んだ。参加者は79名、参加者の反応(終了時のアンケート結果・回答者66名)「経験型実習教育における教材化の理解」は「とても深まった」・「深まった」を合わせて94%、「臨地実習指導の改善につながる学び」は「とてもあった」・「あ
った」を合わせて100%と、とても参加者の満足度は高かった。